実家の家族や友人には前もって夫婦関係についての事情は説明していました。
旦那との話し合い?が難航し、もう精神的にギリギリという所で、隙を見て親族にラインでヘルプを頼み、車で迎えに来てもらいました。
コロナの影響もあり、不要不急の外出は控えていたし、県を跨いでの移動も控えねば‥‥とか色々考えていましたが、相談窓口の方にも、
『不要不急とかじゃないでしょ!冷静に考えたらおかしいから!逃げられるなら逃げて!』
と言われ、ぼーっとする頭で、これからのこと、本当に逃げていいのかな、子供はどう思っているんだろう、こういうのを乗り越えての夫婦なのかな、専業主婦が働いていけるかな、幼稚園どうしよう、DVだったのかな、証拠なんて大してないとかもう考え過ぎてわけがわからなくなっていました。
でも明日からの夫との生活を考えると、子供の幻覚を見る症状も、私の円形脱毛症、喘息、不正出血も治るとは思えない!と思い、大事な物をしこたま鞄に詰め込んで外へ出ました。
家を出る前は、
『行かない。ママとパパと遊ぶ。』と家を出ることを嫌がっていた子供が、
車に乗せた時はすごく大人しく座っていたことを覚えています。
夜のドライブはもちろん、お風呂も歯磨きもオムツ替えもせずに外に出てきたことだって初めてだったし、子供心に凄く色々考えているんだろうと思い、申し訳ない気持ちや、この子への負担を考えたら、私は泣く立場にないのに、涙が止まりませんでした。
実家に着いてチャイルドシートから下ろして膝の上に乗せた時、
『夜のお出かけ楽しいね。』と言った時、
私に気を使っているのか、実際にそう思って出た言葉なのかは分からないけれど、
このクソみたいな1日に、少しでも楽しいと思えたことがあってよかった。。と救われた気持ちになりました。
実家に着いてからもぼーっとする時間はなく、
慌ててお風呂の準備やら、長旅で空腹を訴える子供にご飯や授乳したりしていました。
私は朝からご飯を食べてなく、実家に着いてからもご飯が喉を通らなかったので、おっぱい出てるかな?と不安でしたが、特に止まることはなく、出ているようでした。
これからのことを子供に言っても重荷になるだけと思い、その日のことも、これからのことも話題にはしませんでしたが、
子供は何かを察して、
何とも言えない顔で、
『ママと一緒』
と言ってくれたことに、また涙が止まりませんでした。
その後は二人でベッドと上を跳ねたり、本を読んだりしてくっついて寝ました。
私は頭が興奮してか全然眠れませんでしたが、子供は幻覚を見ることもなく、スヤスヤ寝ていて安心しました。