女性相談とは
夫や恋人からの暴力、離婚問題、家庭内のいざこざなど、女性の悩みについて相談、援助行う事業。
費用
行政による電話、面接、巡回など、無料。
民間のカウンセラーによるもの有料(¥5000〜)。
面談の流れ
電話で面談と一時保育を予約
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同じ建物の一時保育の場所に子供を預ける
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面談室へ
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渡された用紙に相談をしに来た人(私)の名前、住所、電話番号、職業、どこで相談窓口を知ったかを記入する
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面談スタート(50分)
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次回予約。別の相談機関と連携。
プライバシーの保護
私のイメージではパーテンションかなんかで区切られた一画で、面談をするのかと思っていましたが、実際はしっかりとした面談室が用意されていました。
コロナの影響で密室には出来ないため、ドアや窓を開け放していましたが、それでも面談中は外に人が通らないように配慮していてくれて、その説明も受けました。
面談で話した内容
持ち時間があり、50分でどれだけ伝えられるか、時間勝負です。
なんですが、自分自身も混乱していたこともあり、人に説明するにはかなりお粗末な話し方をしました。
①まずは夫が人と変わった所があるということを例も交えて伝え、
・夫の赤ちゃん返り?なのか、変な喋り方で、まともに話し合いや会話が出来ない。
・論理的な会話が成り立たず、話したことも忘れてしまう。
・キレると長時間『兎に角謝れ』と『お前が悪い』と言われ、私の予定があっても話を切り上げさせてくれない。
・酔っぱらってなのか、子供のおまるで粗相をしたり、意味がわからなくて怖くなってきた。
などなど。。
②一方で夫の良くなってきた所や、良い所もあることも伝えました。殴る蹴るなどの暴力はないこと、不貞や借金もなく、一般的に一発アウトになるような決定的事由がないということ。私側からのセックスレスであること、その理由なども伝えました。
隠しても調停などになれば夫も主張することなので、隠しても意味はないし、
良くなってきた所もあるから、すぐに弁護士を探して離婚せずに、女性相談に来て悩んでいるということを伝えたかったからです。
③出てきたきっかけは、
・夫婦関係を改善させたく、カウンセリングを受けたいと言ったら、夫がキレた。
・お決まりの『出て行け』『離婚したい』『お前なんかいらない』と子供の前で言われ、
・子供の椅子を引っ張りながら『ママは性格が悪い』『嫌な女だ』など言っていて、子供が吐いた。前にも同じことがあった。
・夫といると動悸や胃痛などがあり、円形脱毛症と不正出血も起こって、体調が悪い。
・横に張り付いて冷蔵庫の中身をいつ買った物か言えと言われたり、クレジットカードを取り上げられたりして、喧嘩にしては行き過ぎていてついて行けない。
・得体の知れない恐怖で寝られないし、翌日から普通に生活するのが困難だと考えたため。
結果的にカウンセリングに付き合ってあげてもいいけど、とは言われたけれど、毎回何かにつけて怒鳴られるので、進歩を望む度に命が削られていく気がする。
などなど、50分で伝えるのは難しくて、
要所要所相談員さんから質問が入りました。
相談員さんの対応
凄く落ち着いていて、否定せずに聞いてくれました。共感もしてくれるので話しやすかったです。
質問される内容は、
・私をサポートしてくれる環境はどうか、
・夫の両親はどんな人で、夫は会社ではどんな様子なのか
など、私・夫・子供だけでなく、3人を取り巻く環境はどんなものなのかを冷静に聞いている印象でした。
他の機関との連携
話していくうちに、問題点が明らかになってきて、
・私の場合はまだ離婚までの踏ん切りはついていない→女性相談の継続、DV相談
・子供にパパがいないことについてどう説明したらいいか、保育園事情について→児童相談所と連携
・シングルマザーで子供を育てることが出来るか→職業相談窓口との連携
ということになりました。
まとめ
女性相談へ行って何が解決するんだろう、とか、それくらいみんなあるんだからとか言われるんじゃないか。。。と思っていましたが、真剣に話を聞いてくれて、解決するために手を貸してくれました。当然、怒られることも、厳しく叱られることもありませんでした。
「恐らく夫さんは変わらないけれど、まずはあなた自身が自信を取り戻したり、正常に判断出来るようになるためにも、DVを受けていたという自覚は持ちましょう。あなたは被害者です。」
と言われ、
DVを受けているのに気付かない人って、こんな気持ちなんだー。と何だか妙に他人事のような、不思議な感覚になりました。
同時にDVをしたパパというのも子供にとっては嫌だよなー。とか。
正直、まだ自分がもっとこうしていれば、もっと上手くやっていけたんじゃないか、という気持ちがなくなったわけではありません。
でも、散々色んな人に、『もう逃げた方がいい、何かある前に逃げな!』『やっと逃げ出せたんだね、よかった!』と言われていた意味がようやく何となくわかってきました。
何かに迷ったり、客観的に見るとどうなの?とか、こういうパターンの人っているの?など、疑問に思ったことを答えてくれて、本当に相談してよかったなー、と思いました。
今日時相談する相手は親、友達以外にも見つけようと思えば割といるものです。
もしも誰かに話を聞いてもらいたい、自分の境遇がしんどいなど思った方は、決して一人で悩まずに、まずは無料の相談窓口へ電話してみてください。