別居前も別居中も、カウンセラーの人や親にまでよく言われたのが
『どこで(夫を)見つけてきたの?』
という質問。
街コンです。
現代の出会いは多種多様ですが、
こういった出会い方から結婚にまでに至るカップルはそう多くはないでしょう。
しかし今まで福引、くじ引き、あらゆる運がなかった私が、何故だか街コンから結婚へ繋がる縁だけはあったのでした。
当時の私は、年齢的にも(当時28歳)、キャリア的(フリーター)にも結婚したい!という気持ちがすごく強かったように思います。
自分で言うのもなんですが、結構な地雷物件ですね。
私が男性だったら一ミリも結婚したくないと思います。
じゃあお似合いじゃねーか!という話なんですが、自分でもそう思っているから離婚って叩きつけられない!全ては己の不甲斐なさ!なわけです。
当時若かったんで、そこまで絶望的にモテないということもありませんでしたが、
男の人にすごく大切にされてきたと実感できる経験があったかというと、
そういうこともあんまりなかったよーな、
恋愛偏差値という言い方をすれば50ギリギリか、それ以下という表現になると思います。
そんな感じで生きていました。
そんな私が、仲の良い友達と、一つ経験として街コンでも行ってみっか!と。計画を練りまして。
街コン参加→二次会には参加せずに友達と女子トークを楽しむ
みたいな流れで気楽に参加してみました。
そこで出会ったのが夫です。
夫は夫の職場の同僚と参加していまして、
(その後その同僚と遊びに行ったり、連絡を取ったりする様子が見られないので、
イベント参加要員だったのかも。。。)
私と友達をリードするような形で色々褒めたり話題をふってくれていました。
その参加した街コンというのが、
そりゃまぁーつまらなくって!
何がつまらなかったのか全く思い出せないのですが、
今思えば夜飲み歩けるだけ楽しいじゃないのよって話なんですが、
当時はそんなありがたみに気づくわけもなく、
金返せーー!と思っていました。
そしてそんな中でまともに会話をしたのが夫たちのコンビ?でした。
友人は帰り道に夫たちのコンビのことを『DQNだな。』と言っていましたが、
私にはそれがよく理解できず、
そうかね?と思っていました。
今思えばそれが後にきれいに回収される伏線なわけです。
そしてその日の夜に夫から連絡が来て、
その一週間後には初デートをするという流れでした。
当時は当然『ぼくちんさん』や『ぺーぺー』などの変なしゃべり方ではなく、
人語(日本語)を話していました。
あれ?っと思った点は、街コンで会った初対面の時よりも無口だったこと、
お店を決めるのが苦手そうであったところです。
でも大した問題ではなく、あくまでちょっとした違和感でした。
後に基本はスマホを弄っていて喋らない、話し出すと人外語になる、お店を決めるまで1時間歩き続ける、私のおすすめはことごとく却下してチェーン店しか行かないという事になるのですが、
その当時は本当、ささいな違和感でした。
あとは失礼な話ですが、見た目が初対面の時よりあんまりかっこ良く見えなかった。
軽く駅の改札で見つけられないくらい。
これはお酒を飲んでいて会ったから、自分の網膜に霞がかかってたんだなーと思い、
再び昼間からお酒を飲んでまた網膜に霞をかけることによって解決しました。
ですが、本当に、何だコイツ!?
みたいなこともなく、
その日の彼は極めて普通であったと思います。
今では考えられませんが、
当時は食べるスピードも合わせていてくれたし、
支払いも割り勘しようと言っても、
『開店記念で無料って言われた』とか言って、
一切お金を受け取ることはありませんでした。
あえて言うのなら、
唐突に『ちょっと寄り道がしたい』と言って頻繁に喫煙所に行っていたり、
←これは本当に何回喫煙車行くんだよ!
と思ったけれど、その間適当にフラフラできるからよかった。フラフラしてたら勝手に移動するなと言われた気はする。
うるせー、くせーんだよ、とまでは思わなかったです。
あとはお賽銭にお財布に入っている小銭を全て使うあたりが、
え!?何その文化!?と驚きました。
しかし一日一緒にいてつまらないこともなかったし、
変な癖があるとか、そんなこともありませんでした。
むしろ金払いもよく、気を遣ってくれている印象で、
こんな糞スペック女を相手にしてくれてサンキュー!くらいに思っていました。
しかも帰りにプレゼントも用意してくれていた!
トキメキましたね〜。。。
そんな感じで出会いは街コン、デートも楽しかったです。
そしてその時はアスペルガーっぽい要素は微塵も感じませんでした。
今思えば、外面で気を遣って対応する姿はとても良い人なんだと思います。
そしてそれはあくまでも外面だった、という話しなんだと思います。
というわけで、街コンでもその後のデートでも、夫がアスペルガーだと疑うことは全くありませんでした。