家庭内別居妻の子育て大発見

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別居妻が『夫を捨てたい』を読んだ感想。あらすじ、ネタバレ注意。

別居妻が『夫を捨てたい』を読んだ感想(ネタバレあり)あらすじを書いていきます。とても読んでいて引き込まれる作品なので、是非読んでみて下さい。

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『夫を捨てたい』の作品紹介

インスタで流行って本になったパターンのやつです。

メディアでも紹介されたことがあるので、興味がある方もいるのではないでしょうか。

こんなもの凄いタイトルながら、ハッピーエンドで終わります。

 

  • タイトル『夫を捨てたい』
  • 著者 いくたはな
  • 出版社 祥伝社

 

 

 

登場人物

  • いくたはな

   →主人公。育休中→復職。色々溜め込むタイプ

   →会社員。明るい鈍感さん。

  • 長男 赤子
  • 母 時に孫を見てくれる頼りになる人
  • 妹 独身
  • 友人 専業主婦

 

 

『夫を捨てたい』あらすじ

主人公は働くOLさんで、高校の同級生の夫となんやかんやでデキ婚。主人公はぶっちゃけ専業主婦になりたかったけれど、夫から、収入の面で『そりゃ諦めてくれ、ごめん。』と言われ、共働き夫婦になります。

 

妊娠中につわりが酷くて死にそうだったけど、夫は助けてくれない。。それどころかもっとこうせい、ああせい、言いながら口は出すが手は出さないタイプ。外面が良いだけに腹も立つ。家事も結婚式の準備も仕事も妊娠も積み重なり、黙って不満を募らせていた主人公はついに夫にキレた!出てけコンチクショー!

 

そしてまた繰り返す。。子供が産まれてからも夫は超マイペース。妻は育休中、家事に育児に夫の送り迎え、何となく社会から置いていかれたような気持ちになり、主人公の自己肯定感がどんどん低下していく。。

仕事に復帰しても自分だけが家事育児仕事と負担が増えただけで、夫は何も変わらない、それどころか夫の送り迎えまで増えた。子供が産まれても妻の負担を考えられない夫、それを伝えない妻。怒りが積りに積もって再び妻がキレた!夫を捨てたい!!

 

みたいなお話しです。

 

一章 子供が生まれても夫は何もしてくれないの感想

育休中で、家事育児を一人でこなしていた主人公。たまには一人になりたいと思うけど、夫は飲み会つづき。。言いたいけど言えない、だって私は育休中だから。と、自分にどんどん自信がなくなっていく主人公。

 

子供が生まれて初めて四六時中一人の時間がなくなり、家事育児もこなせてるけど、ストレスは確実に溜まっていっているんですよねー。育休中だし、もっとこうして欲しいって言っていいのかなーという気持ちも分かります。

 

夫の飲み会、仕方ないとは分かるけど、楽しみにしていた約束を、それも入念に準備までしたのに、破られたらね、それは嫌だよね。飲み会セーブできそうにないなら期待させないで欲しいよね。凄く楽しみにしていたのが伝わるだけに読んでいるこっちが切なくなる。。

 

その後の『やさしくしてくれてありがとう、大好きだよ』という連絡。。。分かる、このタイミングでそれってマジで行き場のない怒りになるのよ。。この空振り感って何だろうねー。うまくいっている時って、そういう言葉で頑張れるんだけど、うまくいっていない時って、逆に空しく感じるんだよー。

 

うちの夫もそうだったけど、子供が泣こうが喚こうが、自分は座ってビール+テレビでのんびり食事。うらやましいよね。

ちなみにね、うちの場合は『座って食べたい。うらやましい。』と言ったら、『こっちは仕事して帰ってきたんだぞ!酒もテレビも普通のことやろ!何がダメなんや!』と滅茶苦茶怒られました。

正解は『私もすぐに食べ終わるから、少しだけ子供を抱っこして貰っていても良い?お仕事疲れているのにごめんね?』とかなんだよねー。余裕があるとそういう言葉が出てくるんだけど、余裕ない時ってトコトン上手くいかない。こういうのが天然で出来る奥様もいるので、私は結婚向いてないなーと思っていたけど、同士発見!と思って共感していました。

 

そして極めつけは『結論から言って?』だと?

おめーじゃあその会社の愚痴結論から言えや!ねーんだろ?その話オチは!?と言いたいことはあるだろうに、育休中だし、家事だって完璧にこなせてないし、怒る自信がない。分かる。ほんとね、この場面見たら、奥さんに、よくやってるよ!家事育児だって完璧に出来る人ばっかりじゃないから。仕事だってそうでしょうよ、完璧に全部こなせる人なんてほとんどいないんだよ。寝不足だよね、座って食べて寝てな!後は私がやっとくから!って言いたくなる。まじ可哀想。。。

 

そう色々溜め込んでいると、ふと幸せだった若い頃を思い出す。あの頃は夫のことが大好きだったのに、今は夫に対する関心がなくなってきている。

そうなんだよねー、幸せだった頃の思い出があるから余計にどうしてこうなったんだろう、どうして幸せじゃないんだろうって考えちゃう。。

 

二章 早く職場に復帰したい!の感想

あんなに仕事やめたいーと思っていたけれど、育休をとったら今度は復職したくなった。

そして復帰に向けての保育園選びも当然主人公任せ。夫は文句だけ言う。注文の多い夫。なんやねんこいつ。保育園からやり直せ。

 

そして駅から元カノと出てきて子供を紹介する夫。

まじクレイジー。妻の前で元カノに子供を紹介しちゃうクレイジー。

浮気を疑い、離婚が頭を過ぎる主人公。

 

三章  働くママのブルースの感想

主人公は家事育児に仕事が加わった。夫は妻が送迎し、睡眠時間が増えた。なんでやねん。

主人公は職場復帰するも、子供の体調が悪いと早退、周りに申し訳ない気持になったり、仕事は山積み。ここは社会的に理解の必要な部分ではあるんだけど、仕事の調整は全部ママ、夫は変わらず。だいぶ偏ってますね。

 

そして主人公の歓迎会。1年ぶりにお酒が飲めると楽しみにしていた主人公。しかし夫は反対。夫は約束を破ってまで飲みに行くのに。『えー!私の歓迎会だよ!?行かない方がおかしくない!?』と言えなかったあたり、もうだいぶ病んでますね。

 

そしていよいよ離婚を考え始める。

 

四章 夫を捨てた日の感想

仕事にも慣れてきて、自信を持てるようになり、夫に対して言いたいことを言えるようになってきた。うん、いい感じ。

 

だけど二人目を妊娠し、つわりが酷くなったけど、夫は何も変わらなかった。というか、しんどいつってるにに口うるさい!指摘するなら手を動かせ!

 

でもこの夫、妊娠自体は一環して喜びを感じているようなんですよねー。だから、本当にびっくりするくらい鈍感なんだなーってことも分かるんです。

 

そして、出たー!!電気消せ妖怪!子供が可哀想妖怪!と、私は思っています。よく聞くねー、この不毛なやりとり。この電気消せ妖怪のおかげで自動で電気が消える家電が発達したんだと思っています。私の知り合いで、トイレの電気の消し忘れで喧嘩になったことをきっかけに、トイレの電気は消さないと決めたお宅があります。結果、『トイレの電気消しっぱなしになってる!』と喧嘩が起きていたので、この戦争は絶対に終わらないと思っています。

 

そして主人公が息子のお着替えを忘れたのをきっかけに、でっかいため息をついて『他のお母さんはしっかりしてるのに!』とまた口うるさく言ってきた。なんやねんコイツ。そんな気になるならお前が準備しろや。と思っていたんですが、主人公は思わず鬱憤と共にどついた。あちゃー!手出たかーーー!!そしてついに嫌いって言っちゃったー!!とは思った。

 

じゃーオメーがやれよ!って言葉が、手になったって感じで。手を出すのはスポーツ以外どんな場面もNGですけど、でも、もうこれ本当頭くるわ!というのは分かる。

 

しかし、妊娠中の妻にどつかれて、夫はどつき返してる。いやー、妻も悪いよ、どついた点は。手が出たって点はね。悪いけどさ、妊婦をどついたら一発アウトでしょ。腹ん中に自分の子供がいるのよ?

 

その後、いつものように妻が運転して夫を会社に送り届けます。作者はこの表現を『夫を捨てた』と書いております。が、側から見た事実としては、夫を会社まで送っています。迎えに行かなかっただけです。気持的に捨てたように感じたのでしょうが、実際運転していたら助手席にいる成人男性をドアから放り出すって出来ないんで、本当に送迎しただけです。

 

もしもここで本当に保育園に夫を置き去りにして捨てたのであれば、この先やり直すことも難しかったかもしれませんが、しっかり夫の会社に送り届けているので、だからこそこれ以上大事にはならなかったんじゃないかなーとも思っています。

 

五章 片鱗はつきあう前からあったけどの感想

消えたいと思いながら頭を整理させていくと、今まで色々あった。

主人公の友達の結婚式に行くのを断れとか、約束やぶったりとか、主人公に対して子供の前でブタって言ったこともあった。なんやねん、ほんと糞だな、この夫。

 

そんで外面はいいし、自分も超いい夫くらいに思っている。

 

考えると腹立ってくるから、

もう今日はお迎えもしないし、

実家に帰ってしまおう!

と決意した主人公。いいぞ!いいぞ!

 

そして実家の母と妹に対して思いの丈をぶつけると、母は冷静に諭してきた。母めっちゃ深みある系の人。

 

六章 実家へ帰らせていただきますの感想

子供なし時代のお話です。まじでうちの別居中の夫かと思いました。結婚情報雑誌買おうとしたら、ネットに載ってるって言われて買えなかったっていうの全く同じことがありました。うちの場合は『無駄遣いです』とまで言われたけど。

結婚式の準備なんて一切手伝わない辺りもそっくり。『疲れているから』しか言わないのに、いざこれって見せると文句言ったりね。うちはほとんど私の手作りで節約したりしましたけど、費用も滅茶苦茶文句言われましたわ。

 

結婚式の準備を妻に丸投げする人って、その後の生活ももそんな感じだよねー。

 

結婚式で彼氏が準備を手伝ってくれないと嘆く女性!男の人ってみんなそんな感じだからって慰められるだろうけど、その彼氏はその後も大体そんな感じだからねー!人ってそう変わらないからねー!そのうち『どこの夫もそんなもん』って愚痴の共感先を探すようになるからねー!準備やる人だっているからねー!

と、共感しながら読み進めました。

 

そんで、料理作って、ストレスで鼻血出してる妊婦の主人公に、バケツ抱えとけと言うだけって、もう頭おかしいよね。バケツが並々になるくらい鼻血出してる妊婦がいたら、他人でも、大丈夫?病院行こうって言うわ。。。

 

まぁこの後不満ぶつけて仲直りするからね、それでいいのかもしれませんが。私だったら一生恨むわ。

 

 

 

七章 夫に伝えた日の感想

結局は夫を捨てていない。離婚どころか別居すらしていません。プチ家出。

私の方がよっぽど夫を捨ててるという衝撃の事実。いや、驚いた。

 

とりあえず妻は言いたい事をこんこんと2時間ほど夫に説明して、夫が『ごめんね』だけ言って解決します。手を繋いで妻は許します。

 

えーまじでーって感じです。夫は実家に迎えにすら来てないからね。この夫、会社に行って帰ってきただけです。

まぁ漫画になっている不満くだりでは壮絶な話だけども、もしかしたら二人目妊娠するくらいだし、漫画になっていないいい点も、この夫にはあったのかれません。

 

相変わらず子供がオムツにうんこしても言わなきゃテレビ優先だし。別に主人公の夫は特に変わってません。

そのままです。変わったのは妻の捉え方と伝え方です。

 

やって欲しい事を伝えてありがとうって言って、そしたらストレスや不満が減りました。元々こういう夫と結婚したから、仕方がないと諦めただけ。

正直、悟りの境地かと思った。でもこのタイプの旦那さんとの結婚生活の場合は、この悟りが大事なんだと思います。

 

八章 次男の出産で夫は変わったの感想

次男の立ち会い出産で、恨み言をばしばし言っていたのだけれど、夫はやっと妻の気持が少し分かったと。それを見て主人公は嬉しそう。

それからは夫も自主的に育児をしたり、妻の時間も作れるようにしたりなっていきました。それまでかかった期間2年。

 

変わったのか!よかった!いきなり父親にはなれないというけれど、ほんと人それぞれ時間が必要なんだよねー。

 

後半のハッピーエンドに向けての爽やか感ね。最後のコマはめっちゃ木に風吹いてます。余程現在幸せなんだろうなーという感じ。

 

そして、いくたはなさん、すげー切り替え能力の持ち主です。

 

この切り替えは素直に凄いと思う。ごめんと言われたら深追いせずに兎に角許す。いくたはなさんの凄いところです。

私はこういう切り替えが凄く苦手でして。コイツ今までのことをまるでなかったかのように。。。ぐぬぬ。。。となってしまう陰湿タイプなんで。

なので、この切り替え能力ってすごいなーと思います。

 

最後まで読んでみて

人の夫に難癖つけるのもあれですけど、

察しが悪いにも程がある。言わなきゃ分からないレベルを超えているでしょう。これだけ察しが悪かったらさ、自動販売機とかさ、ちょっと型が変わったら使えないじゃない?とか思っちゃう。スマホ変えたらうちのおかんよりよっぽど使えなそう。なのに育児中めっちゃ弄ってそう。それくらい人間として必要な現状を理解する能力に欠けている気がする。それか分かった上であえて動かない滅茶苦茶図々しい奴、そんな印象の夫でした。

 

それにしたって一個一個のエピソードが相当ヤバい

 

妻の方もね、確かに溜め込みすぎ。

でも気持ちは分かる。というか、私も夫と結婚するまではもう少しちゃんと自分の意見を主張できていたと思うけど、段々夫に対してだけ言えなくなっていったから。

話し合ってもキレられ、伝え方を工夫しようと考えたり、それでも伝わらなかったり、辛いことやして欲しいことを伝えれば伝えるだけダメージを受け、その内にどう話せばいいか、怒られないで話せるかな、など、考えることが多すぎて疲れちゃったんです。

 

もし夫と結婚していなかったら、主人公に対して、何でここまで言われっぱなしにしてるの?コイツ言わなきゃわかんないよ!?と思ってイライラしたと思います。

 

でもこの本は言わなきゃ分からない』という点にフォーカス当ててるんだけど、令和になった今ね、これって言わない分からないで済ませる話かね?とも思う。

 

本当ね、まじでここまで言わなきゃ分からなかったら、本とか読んで、行間とかどう捉えてるんだろう‥‥って思っちゃう。この本は落丁がある!と思って返品するんだろうか。

 

一方で妻の察してっぷりも確かに凄い。無理だって、その夫察っせないから!ってものの3コマくらいで読者が察しちゃうくらい、察っせない夫に対して、滅茶苦茶察して欲しい妻なんです。そして言うとなったら怒涛のように溜め込んで言うって言うのも凄い。正に大噴火。

 

夫婦だけど言わなきゃわからないよね!ということでヲチをつけているけど、まじで、そらくらい言わなくて分かる人普通にいると思うわ。。。最後の方に、自分の大変な姿を見て『大変だね、頑張ってるね』と言って欲しかったと書いてあるけど、私、夫以外の人には滅茶苦茶言われました。そして助けてもらいましよ。言わなきゃ分からないレベルは人それぞれというのが正しいと思います。

 

 

 

結論、夫を捨てません。

結論、夫を捨てません。捨てたいとは思ったようだけど、捨てません。それどころか4人の子を持つ大家族になっています。

 

何が凄いって、これだけしんどいしんどい言うエピソードがありつつ、子作りはしていたっていう。よくこの夫で二人目考えたな~と。レスな私からすると、その精神状況で二人目って、ゲロったりしないんだろーか。と思うんだけど、生理的には無理じゃなかったんだろうな。

 

なんか気になっちゃってインスタとか後追いして調べると、喧嘩の内容とかも、本当、この夫が嫌いだわーとしか思わないんだけど、いくたはなさんにとってはとっても素敵な旦那さん、子供達にとっても素敵なパパなんでしょう!

 

こういうエピソードを見ると、うちの夫がのがまだマシなんじゃ‥‥とか思う点もあるし、私には許す力が足りないのでは?!とか思うんだけど。

 

じゃあっつって、夫に全部話してすっきりして許せるかというと、盛大に逆ギレされたし、二度とその話はするなとも言われたし、あー、私ちゃんと言ってたわ!言わなきゃわかんないでしょって言って、言ってた言ってた。全然スッキリしなかったわ。って思い出しました。

 

何が凄いって、ここまで壮絶なエピソードを出版しつつ、家族仲がいいってこと。夫は察せない人だけど、ある種天才的な鈍感力があるのかもしれない。自分がここまでのこと書かれていたらいよいよキレそうなものだけど。。。ここまで有名になったら、これがお互いの仕事!と割り切れるのかもしれない。

 

この本を勧める人

働く女性が主人公なので、女性の方が感情移入しやすいと思います。夫が家事育児丸投げで困っている、しんどい、どうにかしたいという人は、解決の糸口になるかもしれません。ムカつく夫の話が読みたい人。ムカつく夫の話で共感したい人にも向いています。

何で別れないのー?!離婚はよ!って人には向かないです。