うちの息子は3歳ですが、幼稚園に入園してから、2歳の頃より抱っこを要求することが増えました。子供が抱っこを求める理由と、体重、抱っこに対する対処法、結果的に抱っこをほとんどしなくなった話をまとめます。
- 抱っこは何歳までに卒業するのか
- なるべく抱っこをする方針に変更したら抱っこの時間が減少した
- 子供が抱っこを求める理由
- 子供の体重
- 重くなった子供を抱っこするための対処法
- 抱っこをせがまれてもイライラしないために心得ていること
- 我が家の現在の抱っこの回数と時間
抱っこは何歳までに卒業するのか
半数以上が3~6歳頃までには卒業するというような記事をよく見つけます。
兄弟が出来たりして物理的に抱っこが出来なくなる、歩くようになり抱っこの必要性がなくなる、子供の体重が増加し抱っこがしんとくなって卒業など、理由は様々あるようです。
なるべく抱っこをする方針に変更したら抱っこの時間が減少した
よく歩くようになり、2歳頃にはほとんど抱っこをしなくなりましたが、3歳になり幼稚園に入園してから、抱っこをしてと言うことが増えました。
そこで、最初はとにかく歩かせようとしていましたが、方針を変え、なるべく抱っこしてみることにしたら、機嫌もよく、幼稚園の行き渋りも落ち着き、癇癪もなくなり、なんと結果的に抱っこをする回数も時間も減りました。
子供が抱っこを求める理由
一緒にいられない時間が増えて寂しい。甘えたい。
言葉にして『幼稚園嫌!ママと一緒がいい!赤ちゃんがいい!』と言われると、ぐっとくるものがありました。
私は最初勘違いしていて、幼稚園で疲れたから、歩くのが面倒だから抱っこして欲しいのかと思っていました。幼稚園に行くまでは、手を繋ぐのも張り切って走り回るくらいだったので、うちの子に限って寂しいとかはないんじゃないかと思っていましたが、ガッツリ寂しかったようでした。
子供の体重
14、5キロ。結構重いです。荷物やら服やら入れると15キロはいくので、1リットルの牛乳パック15本分相当なので、寝られたらたまらん!という具合には重いです。
こう重いと抱っこもなかなかしんどいものがありますが、理由は『甘えたい』という気持ちだということが明確なので、なるべく答えてあげたいとは思っています。しかし何せ重い。久々に抱っこひもを出しましただ、返って腰が痛くなり断念。
重くなった子供を抱っこするための対処法
本当に抱っこが必要なタイミングかを見極める
ただ眠い時や疲れている時→ベビーカーに座るくらいだったら抱っこの必要はなし。例えば午前中たくさん遊び、ご飯も食べた後などに『抱っこー』と言ってきた時なんかは大概眠いから抱っこを求めているわけです。そうすると、本来の欲求は、抱っこだったら嬉しいけど、身体的に怠いから休みたいなわけです。
ならば親が重いーと四苦八苦しながら抱っこするのではなく、ベビーカーに活躍してもらうのが良いのではないかと思います。
3歳以降も使えるベビーカー
膝に乗せて満足の場合もある
ただスキンシップを必要としている場合は、足に乗せて満足の場合も多々あると思います。椅子に座ってお膝に乗せて、ぎゅーっとするだけで落ち着くのであれば、抱っこで立つよりも負担は少ないので、積極的に行っています。
自分の荷物を減らす
限界まで荷物を減らす。
経済的ではないからとあらゆる物を持って歩くと、荷物の重さ自体があるので、余計に抱っこができません。ある程度割り切って荷物を削ってしまうのも手です。
基本装備はハンカチ、ティッシュ、ウエットティッシュ小、ゴミ袋、スマホ、ドリンク(小)で、必要なさそうであればさらに減らすこともあります。
抱っこをせがまれてもイライラしないために心得ていること
私は最初、どうしてできるのに自分で歩こうとしないのか、一回手伝ったり、抱っこをしたら癖になってよくない!これ以上体重が増えた時が大変!と思って、手を出さないで歩かせようとしていました。
抱き癖を意識したわけではありませんが、買い物に付き合わせたわけでもなく、自分で行きたくて行った公園などから歩いて帰れないと言われると、あれほど帰る体力残しておけって言ったのにー!とイライラしていました。
そして『だから言ったでしょ!歩きなさい!歩かないならもう連れて行かないよ!』と怒ったこともありました。
でも、怒っても、抱っこと言わなくなるわけではないし、癇癪は増えるばかりで何も解決していないということに気がつきました。
そこで、『子供は将来を見通すことが恐ろしく苦手な生き物。場当たり的な感情で大体動くから、本当に悪気もないし、ただ甘えたいだけなんだ』と考え、
『今日はママ疲れていて抱っこできそうにないから、抱っこじゃなきゃ帰れないなら少しベンチで休憩してから帰ろうか。お膝に座っていいよ。』など、適当に合わせることにしました。その方が子供もぎゃーっと泣くことはなくなったし、楽になりました。
子供がよく話すようになると、何でも話で解決できると思ってしまったり、これくらい分かっているんじゃないかと勝手に考えてしまっていた所が私の悪いところでした。まだ3歳、出来ること、出来ないことを適切に考慮しなければならなかったのに、必要以上に大人と同じレベルで考えていたように思います。
将来こういう言い方をしないと出来ない大人になってしまうと思っていましたが、どういう言い方をしたって出来る人は出来るし、出来ない人は出来ないもんだという現実を考えたら、一先ずお互いに苦しくない方法を選択するのはアリだと思いました。
抱っこの重さは子供が大きくなった喜びでもある。
重いーしんどいーとつい言ってしまいますが、子供が重くなったのはあんなに小さかった赤ちゃんが大きく育っている証拠です。本来お互いにとって喜ばしいことなので、『大きくなったね、大きくなってくれて嬉しい。重いけどー!歩いてー!笑』と笑い合えるということが、抱っこの欲求を落ち着かせ、お互いにイライラしないコツなんじゃないかと思います。
全ての抱っこの要求に応える必要はない
一方で、本当に抱っこが必要な場面で抱っこをすれば良いのであって、他でこと足りる時は他のことでも良いと思います。そうでないと、腰がいかれます。
ぎゅーっとして『抱っこ大好きだけど重いのよー!』とか言うだけで満足することもあります。
勝手に産んで勝手に抱っこを卒業させようとしているだけ
原点に帰れば、親が勝手に産んで、抱っこで育てていたのに、突然重くなったからやめただけの話なのです。子供にしてみたら、抱っこして欲しいタイミングだったのに、何急に!?という気持ちもあるでしょう。
全部が親の責任とかではありませんが、いつかは抱っこしたくても出来なくなるので、今のその欲求くらい答えてもいいんじゃないかと思います。
我が家の現在の抱っこの回数と時間
現在では一日1回、20秒程度です。
赤ちゃん抱っこ(横抱き)とお兄ちゃん抱っこ(縦抱き)を使い分けています。
息子的にMAX甘えたい時は赤ちゃん抱っこをしてと言います。
タイミングは朝起きてすぐ、ご飯のテーブルに行くまでや幼稚園に登園する前のどうしても甘えたいタイミングに抱っこして欲しいことが多いようです。
抱っこをしながら『幼稚園大変だよねー』と世間話をしながらトイレに連れて行くと、息子も落ち着くようで、『荷物は自分で持つ!』といって元気に登園しています。
時には『抱っこで連れて行ってあげようか?』とこちらから言うと、喜んで飛びつく時もありますし、『今日は自分で行く』と言ったりして、そのうちに徐々に回数や時間が減ってきました。
自立への近道がしっかり甘えさせることで、その方法として抱っこがあるんだなーと思った今日この頃です。なので、抱っこは何歳までして良いとか、年齢制限は勿論ないし、親子のスキンシップ、子供と親の成長に必要なことなんだと思って今日も抱っこしています。