悪名高い2ちゃんねるの管理人さん、ひろゆき氏の切り抜き動画がオススメされていたので見たんですが、これを聞いて、分かる〜と滅茶苦茶共感しました。
ひろゆきの論点がズレているかという話
ひろゆきは論点がズレていると言われることに対してのひろゆき氏の見解。
以下切り抜きで言っていたことです
↓↓↓
『A=B。B=C。だから、A=Cだよね』っていうのが理解出来ない人っているんですよね。
例えば、「リンゴは果物ですよね?」と。
「じゃあ、梨も果物ですね?」と。
なので、「リンゴと梨っていうのは果物で、果物って甘いですよね?」っていうので「これとこれは一緒だからこう繋がるよね?」みたいなのが分からない人って、
リンゴが甘いかどうかって議論において、
リンゴは果物で、梨も果物で、「梨が甘いからリンゴも甘いんじゃない?」って論理展開の話をする時に、「梨が甘い」って言った時に、「いやいや、今リンゴの話をしてるんだから、梨が甘いとか関係ないよ」とか言い出す人がいるんですよ。
要は、果物っていうのは基本的には糖度が高い食べ物が多いので、「果物であるという事は甘い確率が高いよね」って話で。
で、「梨が甘いって知ってるんだったら、梨が甘いよね?じゃあ果物のリンゴも甘いよね?」っていうだけの話なんですけど。
なぜか、「リンゴの話をしているのに、梨の話をする」とか、「論点をずらしているこの人は!」みたいな事を言い出す、論理の展開が理解が出来ない人がいる
という話。
前提が合っているかとか、そもそも三段論法なのかとか、りんごが甘いとは限らないとか、色んな意見が飛び交っていたみたいなんですが、
これ滅茶苦茶分かる。
夫との出来事に当てはめると
同居していた時ですが、
夫『肉って炭火焼きするとどうして美味しくなるんだろう?』
私『遠赤外線の効果とかじゃなのかなー』
夫『今肉の話をしているんだから、遠赤外線とか言うのはおかしいだろ!論点がおかしい!』
という話になるのです。
炭火から遠赤外線が出ているという知識自体がないのかと思い、
私『炭火から遠赤外線が出ていて、表面を一気に焼き上げるから美味しいんじゃないかって話をしたんだよ。』
夫『???そういうことじゃないだろ。肉の話をしていて遠赤外線って言ったら意味わからんやろ。』
私『???じゃあ何が正解なの?』
夫『肉が軟らかいからとかあるだろ!』
私『・・・確かに柔らかい肉って美味しいよねー、堅い肉より軟らかい肉が好きだわー。』
夫『そういうことや。やっと分かったか。アホが。』
いや、わからん。
この会話の気持ち悪さって伝わるかなー。
肉が軟らかいから美味しく感じた。というのは合っているんです。
答えの『肉が軟らかいから』と言われて、あー、そういうこと!とも思うのですが、会話の展開として気持ち悪さが残るんです。
遠赤外線ってそんなに話ずらしてる?今その話をしたらそんなに悪かった?と。
肉の話をしていて天気の話をしたら、『今その話じゃない』っていうのも理解できるんですが、『肉を炭火焼きをするとどうして美味しいか』という話題においては、『遠赤外線』の話をしても間違っているとは思わないのです。しかし彼にとってはまるで別の話をされたかのように取るのです。
この話って、普通に話しを進めると、
どういう肉が美味しく感じる?
柔らかいお肉はどの部位だろう?
じゃあどうすれば肉が美味しく焼けるんだろう?
美味しく肉を焼くと、どんな成分が増えるんだろう?
あの炭って何枚くらいお肉を焼けるのかな??
などなど、派生する話はいくらでもあるんですけど、
それができない。
目的からズレている、と、スナイパーのようなことを言いなさる。
これらの話題は脱線、逸脱、論点をずらしていると判断されて、怒ってしまうのです。
なので兎に角話が広がらない。AIと会話しているような気分になるのです。
これはまだうちの中なのでいいのですが、(いや、やっぱりよくないけど。)
これが外に出るともっとややこしい。
例えば銀行で口座を作るとなったら、
『口座を作るにあたって、個人情報の取り扱いについて説明します』となったら、
『口座を作る』ということと、『個人情報の取り扱いについては』別の話題なので、今話しをされても分からないから、『個人情報の取り扱いについて』の話は、また来ます。とか言い出してしまうのです。
←こういう奴がいるから銀行の窓口って混むんだな~と思った経験。
また来るなら今聞けよ!
と思い、銀行員さんと顔を見合わせるんですが、
そのうち夫を説得しようとすると、
『あの、今日はもう行くところがあるんで』
と言っていなくなり、
『明日まーんさん(←私のことを何故かそう呼ぶ)が聞いてきて下さい』
という顛末。
口座は本人じゃなきゃ作れないとか、色々ツッコミどころ満載なのですが、もう訳が分からない。じゃあ今、さっき、話を聞けばよかったじゃないか!何故二つに手順を分けるんだよ!と、謎の手際を見せるのです。
この流れでこの話題が出るって自然なことだよねー、とか、それならこれもついでに言っておこうっていうのが彼にはないのです。
このタイプの人とずっと一緒にいることの影響
私はそのうち、
夫には夫の話の展開があるのだから、これを理解できないということは私の理解力不足なのかもしれないと思っていました。
というのも、付き合っていた時はまだ理解できることもあったんです。今思えば、外国人が一生懸命日本語で道を聞いてくるので、こちらも真剣に答えたい、みたいな感じだったんですが。あ、夫は日本人ですけど。
もしかしたら天才肌で、私のような凡人とは違う視点から考えているのかもしれない、というようにずっと思っていました。
ところが結婚すると、ただでさえカタコトの日本語を扱うゴリゴリの日本人の夫が、慣れからなのか、言葉を端折るようになり、『こういうこと?』と聞くと、『言ってることがよくわからない』『否定された』『うるさい』など、返ってくるようになりました。なので会話が意味不明。外国人じゃなくて宇宙人とやり取りしているみたい!となっていきました。
それに慣れないと生活が破綻する!と思っていた私は、その後妙に人の顔色を伺うようになってしまい、腰が低いんじゃなくてただの卑屈人間に自分がなっていきました。
別居して気がついたこと
別居して、夫との会話が激減してから、仕事や幼稚園の関係で色んな人と話すようになり、『あれ?こんなに自然に会話が出来る人がたくさんいる!』『今の言い方で分かってくれるの!?』『私の気持ちが伝わっている!』と驚きの連続でした。別居をしていなかったら、死ぬまで、どうしたらいいんだろう、どうしたら伝わるんだろうと考え続けていただろうなーと思いました。
ひろゆき氏についてはあの掲示板の人か!くらいの認識なんですが、夫と話していると奇妙な気持になる原因をうまく例えてくれたなー!と思いました。
そして、これって男女の考え方の違いと思っていたのですが、そういうわけでもなさそうですね。
論点のズレる夫の生態
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