採用担当をしています。
採用面接の前に履歴書をざっと読んでから面接をするのですが、好印象な履歴書>普通の履歴書>残念な履歴書というのがあります。
履歴書の内容でいきなり不合格!ということはありませんが、せっかく一生懸命準備したのし、残念な履歴書になっては勿体ないです。
残念な履歴書にならないために、最低限押さえておかなければならないポイントを紹介します。
好印象な履歴書の書き方
ごくごく一般的な履歴書の書き方を検索して書けばハッキリ言って全く問題ないです。
Googleで『パート 履歴書 書き方』これでググったら色んなリクルートサイトが書き方を丁寧に書いていますが、まじでその通りにやったら普通に良い履歴書の完成です。
その上で、どこかで情報を取りこぼしたのか、はたまた履歴書の書き方を検索しなかったか何かで残念な履歴書になるパターンが見受けられますので、そこの回避方法を説明します。
残念な証明写真を避ける
パート、アルバイトであっても写真の印象は大事です。スピード写真でもアプリでも何でもいいんで、清潔感のある写真に仕上げましょう。
今時は企業もsnsを起用しているので、写真のクオリティが低いことは一才得をしません。
では残念な証明写真とはどんな写真なのかを紹介します。
背景がうるさい
スマホで証明写真を撮れるようになったので、結構いらっしゃるんですが、ドアノブなど、生活感が映り込む写真は控えた方が良いです。背景は一色。アプリで撮影する場合は白い壁が無難です。部屋が物だらけの人はスピード写真で良いので、とにかく背景を無地にしてください。
証明写真の背景って、無地の背景が標準なので、背景がごちゃついている写真は悪目立ちします。
髪型に清潔感がない
結ぶ、目に入らないが基本です。お洒落、こだわりもあるかもしれませんが、仕事探しなので、清潔感重視です。髪型、服装が自由でも、派手だから得するという業界でない限り、写真は無難に仕上げた方が良いです。
髪型で人の印象って凄く変わります。
歩いていたら道を尋ねられそうな雰囲気がベストです。
服装がラフすぎる
必ずしもスーツである必要はありませんが、シャツのボタンを開けすぎていたり、明らかに露出が多かったりする服は避けましょう。
服装も業界によって好かれる格好が変わりますが、証明写真を使いまわしたいなら、白シャツ+ジャケットが一番使い勝手が良いです。
目線や肩の位置がズレている
これもアプリで撮影した写真にありがちなのですが、上目遣いになっていたり、片方の肩が上がっていたりする人がいます。履歴書の写真なので、正面から自然な笑顔の写真を撮るようにしましょう。セルフタイマー等を使って高さを合わせて撮ると良いです。
ほとんどの人が写真を無難に仕上げてきます。
上記例は悪目立ちするので、普通の写真ってこんなやつ。という所をしっかり押さえて、残念な履歴書になることを避けましょう。
残念な記入方法を避ける
では肝心な記入方法についてみていきます。残念な履歴書の記入方法はどんなものでしょうか?
余白が多すぎる
経歴や資格は結構しっかり目を通しています。資格で採用するような仕事でなくても、資格は単純に努力家なのかな、という指標になるので、関係なさそうな資格でも、取ったものは全部書いて良いです。
この記入欄は個人差があり、ズラズラーっとたくさん書かれてある人から、スッカスカの人まで様々です。
スッカスカだと面接の時に話が振り辛いので、コミニュケーションが円滑に取れるかという点で損をすることがあります。
所詮面接官も人間なので、多少経験不足を感じても、コミニュケーションが円滑に取れれば悪いようにしないものです。
なのに、スッカスカの履歴書を渡されると、ツッコミ所もなく、業務内容をざっと説明して終了ー。というまるで印象に残らない人、という残念な印象を残します。
面接後の採用判断の時に、この人どうだったっけ?あー、なんかあんまり印象にないなー。
でとりあえず横に置かれる履歴書になります。
履歴書全体の7割くらい埋めているくらいが見やすくてちょうどいいので、調整して書いてみてください。
経歴も資格もない時はどうする?
経歴や資格が特に何もなくても、自己PRや特技はしっかり記入されていると、割と高評価です。なので、自分には経歴や資格が特にないと思う人は、自己PRや特技をしっかり書いておきましょう。
長期ブランクを抱えている時の書き方
1.2年のブランクは特に気付かれずにスルーされることも多いと思います。
これが10年くらいになると、突っ込まれる可能性はあります。もしも聞かれたら、趣味に没頭していた、その趣味の中からこんな経験をしたと言い換えると良いです。
噛み砕くと引きこもりのニートと分かりますが、本人のやる気とコミュニケーション能力で、アルバイトやパートだったらどうとでもなります。
ブランクをネガティブに捉えず、その間こういった経験をしていたとポジティブに伝えましょう。
ぶっちゃけ過ぎた自己アピールに注意
履歴書の自己アピールは自分の経歴と結びつけて、会社に貢献できるということをアピールするのが正解です。
まじでアピールがポイントない。。。という人もいるかもしれませんが、こじつけでいいんです。
しかし世の中にはとてもピュアな正直者の方も多く、主婦歴が長いけれど、事務仕事をしたい時など、正直に『主婦経験が長く、まずは事務仕事をしたいと思いました。』と書く人が割といます。
本当に嘘をつけない人柄なんだなーと思います。
気持ちは分かります。特段スキルがあるわけじゃないし、力仕事や立ち仕事も出来ればしたくないし、事務作業だったら何となくできそうだし、家の都合に合わせて働ける内容だから都合がいいんですよね。事務仕事に応募する人の大半の理由それですよね〜。
でも、これって普通に印象が悪いです。
言い換えれば、ノースキルの自分でも出来そうで都合がいいから雇ってください。と言っているのと変わりません。
あなただったら付き合えそうだから告白した、と言っているのと変わりません。
みんな分かってるんです。事務仕事や、パートやアルバイトなんて都合がいいから面接に来ていることくらい。
でもそれをストレートに言っちゃーおしまいよ。ということです。
何故なら、そんな都合のいい仕事って当然結構人気なんです。なので、しっかり対策してくる人は、自分の経験から会社に対して貢献ができるとアピールをしてきます。
自分の都合だけでアピールする人と、自分のスキルでアピールしてくる人、当然後者の方が印象が良いです。
ですので、ここは、『主婦生活の中でマルチタスクに動くという能力が身についたと思っています。普段から家計簿をつけていてお金の計算は得意ですし、整理整頓が得意なので、資料などの仕分けも向いていると思います。簡単なパソコン作業も普段からブログなどを書きながら行なっているので、文章の入力は問題なく行えます。』等々言いようです。
誰しも条件ありきでパートやアルバイトを選んでいるなんて採用者側も重々承知なので、条件はしっかり記載しつつ、それでも自分に適正があるアピールをし、常識があると思われた方が得です。
どうせ家計簿も部屋の様子も見にくるわけじゃないんで、自分が生きてきた経験の中から、会社に貢献できそうなスキルを捻り出してこじつけることが大切です。
結構頻繁にブログオススメと言っていますが、履歴書にブログでマネタイズしていると書く方って案外います。最近は履歴書に自身のSNSを記載する欄があるものもあるので、とりあえずやっておくと自己アピールにもなって良いです。
手書きとパソコンの指定は守ろう!
うちの会社ではいちいち履歴書を受け取る手間を省きたいので、全てデータで送ったくださいと指示しています。
そうは言っても手書きで。。。とかはやめてください。データでくれと言われたらデータで、手書きと言われたら手書きでが基本です。
会社によって、手書きが良いとされていたり、パソコンが良いとされていたり、色んなところはありますが、言われたことは守る。手書きがパソコンか程度のことで加点を狙いに行かないというのが正解です。
履歴書で第一印象が決まる
履歴書って書くのも面倒だし、準備も大変ですよね。
でも、履歴書が残念であればあるほど、テストで巻き返しが必要だったり、面接で好印象が求められたり、ハードルが上がってしまいます。
無難に仕上げた履歴書は強い後ろ盾になります。一生懸命準備したのに、地雷に触れたがために落ちてしまっては勿体ない!最低限上記のことを守って作成すれば、残念な履歴書にはならないと思って書きました。これらを守った上で、自己アピールで個性を出すのはとても良いです。参考にどうぞー。