別居中です。もう2年以上パパと息子(4歳)は会っていません。パパについては、私も向き合いたくなかったし、向き合い方も、何をどう話せばいいかも整理がつかなかったのですが、ついに息子に話してみました。
場所
自転車で少し遠くのショッピングセンターに行って、広めのベンチに座って話しました。人はほとんどいませんでした。
息子は私の隣で真剣に座って聞いていて、ピッタリくっついて聞いていました。
伝え方
パパと話したいか聞いてみた。
パパと電話したい?と私から聞いてみました。
今まで二年以上電話もしていなかったのですが、先日夫から息子と話がしたいという連絡が来たので、本人の体調や、私の用事とかを考慮して、今日なら出来そう、というタイミングで意を決して。本人が望むならかけてみよう!と思いました。
息子は凄く喜んでいて、『電話するー!話す!』と言っていました。
『何を話すの?』というと、『いっぱい!話したいことたくさんある!』と言っていて、私は久々の電話にとても緊張しましたが、こんなに話がしたかったんだな、という罪悪感と、これは私が叶えなければならない責任感とで、やるしかない!という気持ちになりました。あと、子供がパパを嫌いになっていないということに少し安心もしました。
実家では反対されるんだけど、自分なりに結構色々調べて、親が離婚したとしても、父親と引き離すようなやり方はよくないんじゃないかって思って。
別居前は私も性格が歪みに歪んでいたので、良いとか取りされて父親面するのは狡い!とか思っていたし、もし、良いとこ取りした夫に子供を取られたら、、、とか考えたこともあるんだけど、その考え方って、子供を尊重していないんだなーって、子供はどちらにも甘えられる環境の方がいいってことに気がつきました。
一方で、夫の怒った顔や様子が忘れられず、反省したフリして、会ったら◯されるんじゃないか、まで考えていた時があって、(殴られたとかは一度もなかったのに)それは絶対にあってはならないから、私は会うのも話すのも怖かったんだけど。。。
そんなこんなで色々考えを巡らせていたわけだけど、自分より子供を優先できない人ではあったけど、子供に対しての愛情はあったので、子供の父親としてちゃんと話してみるか、とね、ここ1番の根性を出して電話をかけました。
結果、夫は電話に出ませんでした。
子供のボイスメッセージも残しておきましたが、結果、返ってきませんでした。
数日待っても返って来ませんし、既読もつかないので、未読スルーですね。
私もそういう時があったので、お互い様なんだけど、子供には期待させて悪いことをしたな、と思いました。
子供にパパとママの関係を話した。
当然電話をするにあたって、普段はパパについて話してこなかったので、ある程度話す必要があると思いました。
私『ママもパパとは話していないの。パパとママは一緒に住んでないよね。どうしてか知りたい?』
息子『教えて。』
私は自分でそう言ったものの、どう言って良いのか、自分でもどうしてこうなったのか、よく分かっていない部分があったので、凄く悩みました。
悩んでいたら、
息子『ちゃんと教えて。』
とハッキリ言われました。4歳侮る流れ。
私『パパとママは大きな喧嘩をしたの。もうこれ以上喧嘩したくないから、離れて暮らしてるの。』
息子『離れすぎでしょ。』
間髪入れず。めっちゃぐさっと来た。そうだよね。おっしゃる通りです。
私『そうだよね、でも、ママもどうしていいか分からなくなっちゃって、そのうち苦しくなってパパと会うのが怖くなって来ちゃったの。』
息子『仲直りしたらいいじゃん。』
私『そうだよね、でもとてもこじれちゃったの。』
息子『何で喧嘩したの。』
私『ママは時々まるくんに、それはダメだよ!こうしようね!とか、早くこれやらないと遅れちゃうよ!とか言うでしょ?それ言われると、イライラする時あるよね。パパもママに言われて嫌だったんだと思う。
ママは、パパがママが嫌がることをしてやめてって言ってもやめてくれなくて、それがママにとっては辛かったんだ。
ママもパパも悪かったけど、お互いに嫌なことをしすぎちゃって、喧嘩になったんだ。』
息子『そっかー。仲直りすればいいのに。』
私『そうだよね、ごめんね。お引越しして、じいちゃんばあちゃんと離れて、パパの所に一緒に住みたい?』
息子『みんな一緒のところにいればいいのに。』
私『みんな一緒に住むのは難しいかなー。』
息子『違う違う、一緒の家じゃなくて、3階と5階くらいは離れて過ごしたい。』
私『ねー、それ名案じゃん』
私も薄々そのくらいの距離感がいいと思っていた。
息子『一緒に住むのはママ。他のみんなは近くの違う部屋がいい。』
私『なるほど笑』
そう言うと、もういいやという顔で、椅子から降りて遊び始めました。
私もこれ以上話しても、お互い疲れるだけだと思って、適当に遊んでから自転車で帰りました。
息子の様子
息子は自転車で直ぐに寝てしまい、『考えすぎて疲れた』と言っていました。
だよねー。。。私も何だかとても疲れしたが、言ってよかったとも思いました。
EXSITの兼ちーが、何の話か忘れたけど、『子供は馬鹿じゃない』と言っていたことをふと思い出し、本当、4歳だけど、びっくりするほど理解している。と思いました。
離婚して読む絵本とかね、いっぱいあるんですよ。どう現状を伝えようとか、凄く悩んだけど、直接ちゃんと話すのが一番かなと。
勿論タイミングだって、その時のコンディションだって色々あるし、実際聞いてみて嫌な思いもするだろうけど。。。
結構食い気味に『ちゃんと教えて』と言ってきた息子を見て、あーちゃんと向き合わなければならない。と思いました。
息子が起きてから言ったこと。
家の自転車置き場に着いてから、息子は目を覚まして自転車から降りて、いつもは『抱っこー!』と言うのですが、その日はテクテク自分で歩いて家に向かいました。
息子に『ママ、重くなくて楽?』と言われたので、
『うん!とっても助かった!ママ今日ヘトヘトだったんだよー』
と答えたら、
『もっと僕を頼っていいんだよ。』
と言われました。
思わず『ありがとう』と言って抱きしめました。私のマスクの下は鼻水でべちょべちょになりました。
その後の様子
パパと電話は出来ず、かかってもこなかったんだけど、今のところ『またパパに電話したい!』と言ってきたことはないです。
残念に思ってないかなー、と心配なのですが、
今ところからは大丈夫なのかなー、と思っています。
またパパに連絡してほしいと言われたら応じるつもりです。
まとめ
別居したり、離婚したりしたら、いつかは子供に伝えなきゃいけないことかな、と思います。
相手の悪口にならないように、年齢に合った伝え方をしないといけないな、と思うし、伝えた時の空気感に子供も私も耐えられるのか?とか、色々あります。
必ず分かってくれる、なんてことはないと思うけど、子供が聞けない空気を作ったりはしたくなかったし、話してお いてよかったと思いました。
子供に離婚を話す時の絵本って図書館では見たことがないんですが、
時代的にはあってもいいんじゃないかと思います。