子供がですね、外出前にトイレに行きたがらなくて、困っています。
トイレをギリギリで行こうとする息子
『トイレ行ってから出かけるよー!』と言っても
『トイレ行かなーい!!トイレ大丈夫ー!!!』
と全力で抵抗します。
この光景って、はい、出たー!ってくらいあるあるですよね。
で、本当に大丈夫かというと、大丈夫じゃないパターンもあるわけです。100%漏らす!という訳ではないけれど、10パーセントくらい地獄を見る可能性がある、そんな状態です。
私の言い分と子供の言い分
子供の言い分は分かります。トイレ行くのが面倒だったり、今は行きたくないんだ、ということなんです。
しかもね、本気で、今行きたくないのになんで行かせようとしてるんだよ!僕を信じていないのか!許せん!っていう苛立ちも感じているわけです。
でもこちとら大人なわけです。そして私と言う人間は、どんなに酔っ払おうと、漏らしたことなどありません。トイレの利用に関しては自信あり。トイレに関する理解度は息子とは比較にならないのです。
これがうちの別居中の夫のように、自分が漏らしてしまうタイプの大人が言うのなら、お前が言うんじゃねーよ、と抵抗を受けるのも頷けます。
一方私はというと、トイレが今行くべきか、そうでないかの判断に関しては免許皆伝。トイレ行くべきか、そうでないかの判断に関しては、4歳そこそこのひよっこには負けない自負があります。
今、私がトイレに行けと言うには理由があるんだぞと。私が今すぐにトイレに行けということは、行かないと後で大変なことになるということなんだぞ。と。大人の皆さんなら分かってくれると思います。
ところが、子供にとっては、絶対に間に合う、今行きたくない、俺の今を何だと思っているんだ!という抵抗なのです。
どちらも極めて正論です。
未熟な体と経験値によって正確な危機判断をできない幼児vsトイレエキスパートの私。
どちらも当人の認識では間違っていない。
私『何分トイレ行かなくて大丈夫そうなの?!』
息子『千!!!』
私『そんなに我慢したら膀胱破裂するでしょ!』
息子『大丈夫ー!!!』
時間の認識もできておりません。この子、時計もまだ読めないんです。圧倒的経験値が足りておりません。
この状態で息子を信じてトイレを行かずに出発できるのか、いや、出来ない。
この気持ち、大人の皆さんなら分かってくれるのではないかと。
よく聞く解決策、共感を実行してみた
ということはですよ、子供のことは否定しない、まずはその意見に共感する、というのが今の教育の流れ。
小木ママだってT先生だってとりあえず共感しとけって言っていた。『分かる〜行きたくないよね〜だるいよね〜』と共感してから要望を出せと言っていた、話はそこからだぞと。
優秀な詐欺師はまず傾聴して安心感を与えると逸見マリもしくじり先生で言っていた。
そう、大事なのは共感力です。
共感を実行した結果
なので、私は『そうだよねー、でも電車乗るからね、トイレ行っておかないと、漏れちゃったら大変でしょー?』と。共感からの提案。完璧。と思いました。
『ぃぃいいいいゃああああああだああああああ!!!!!』と言ってひっくり返る息子。
息子の足が私にヒット。
やべぇ!とハッとする息子。
痛みでガッと瞳孔が開く私。
そうなると、
私『まず、ママに暴力を働いた件について謝りな。そして、トイレに行かない子とはお出かけしません。』
結局こうなんですよ。もう、本当、すぐこういうこと言うの。私。一度のアクションでくるっと方針が変わっちゃいまして。また脅してしまうと言う体たらく。
双方win winな解決にはならないわけです。
息子『ごめんね、でもトイレは嫌なの。』
私『トイレ行かないなら出かけないだけなので、お好きにどうぞ。』
うわっ!キツい!ついに泣く息子。
で、大体出掛ける前はこんな感じで、一悶着ニ悶着あり、やっとこさ外出するわけです。
本当にね、もっとスマートにならないものか、と思いつつ、
『はい、本当だったらもっと早く行けたのに、まるくんがトイレに行かなかったので1時間遅れました!』
という昭和のクソ教員のセリフをパクったような言い方をしてしまうのです。
この言い方、本当、子供ながらに、『ひぃっ!ヒステリーババア!』と思っていたのに。。。。
コンディションの良い時は『ほら!おトイレ行ったらここで遊べるよー!トイレしていく方がカッコいいよ!』などポジティブワードが出てくるのですが、うっかりするとすぐに圧迫ワードが出てきてしまう。
毎日修行です。
私が考える解決策
なので、新たなる解決策を考えてみました。
それは、トイレに行かないと言ったら待たない。その代わりお着替え、ウェットティッシュを自分で持たせる。ですね。
このトイレ問題については、圧倒的経験値不足が原因だと思っています。
今学んでいる過程なので、言い聞かせようとしてもどうも無理くさいな、と。
なので、
私『過去の経験上、今行っておかないと直ぐにトイレに行けずにおしっこを漏らす可能性があるから、トイレに今行かないのなら自分でお着替えの荷物を待ちなさい』
と言って、
着替えの準備をさせてから出発しちゃいます。
自分が荷物を持ちたくなければトイレに行くし、どうしてもトイレに行きたくなければ荷物を持たせます。
どっちも嫌ーーーー!となるパターンもありますが、その場合って、どうせ何もかも嫌なんで、その時はあんまり深く考えないで、じゃあママも辞めたー。と言って寝っ転がってスマホでも弄っていると、子供の方から何かしらのアクションを起こしてきます。
そんなグダグダなトイレの攻防です。