母から毎日愚痴を言われたり、嫌味を言われて嫌だと思っている人。大したことじゃないのに文句を言っていたり、ふとした失礼な物言いをしていたり、一緒に居てツラい。どうにかしたい!と言う人に向けて書きます。
- ネガティブな母親を変える方法。
- 親が恐れる存在になると愚痴は言われなくなる
- 独立する方法
- 変わることを期待しないで、自分の気持ちは教えてあげる
- 私もかつてはネガティブな母親だった
- 親の愚痴で困っている人は多い
ネガティブな母親を変える方法。
ないです。よく話し合って、こういう所が嫌だとか、そういう言い方をすると悲しいとか伝えると良いとか言いますが、基本的に人に言われて変わるということはありません。
以前母の愚痴を聞くのをやめた、という話を書いたことがありますが、聞いてもいい思いはしないし、ずっと人の悪口を聞いているのは苦痛。聞く気ないし、聞こえるように言わないで、と言うと、一時はよくなります。でも、基本的に人は人に言われたからと言って変わるものではありません。
子供にそう言われたから言わないでいてあげよう、でもどうして自分が愚痴を言うのを我慢しなきゃいけないの?とあっという間にリバウンドします。
自分で考えて、ネガティブな発言が周りを苦しめているんだ、と気がつかないことには、また忘れてグチグチとネガティブな発言を言い続けます。なので、子供側からアクションをして親を変えることはできません。
親が恐れる存在になると愚痴は言われなくなる
暴力とかではありませんよ。暴力は絶対ダメです。うちの夫は昔親と喧嘩して壁に穴を開けて、それ以降親から口出されることはなくなったと言っていますが、相手を力でねじ伏せるのは自分の価値観も変えてしまいます。絶対にやってはいけません。
恐れる存在になる、ということは、今母親が恐れているのは、いつでも子供が自分から独立できるという事態です。
母親はグチグチ言って毎日ツラい、自分はこんなに苦労して何が幸せで生きているんだろうと言っているかもしれませんが、それは間違いなく子供に甘えています。メンヘラが彼氏や彼女に甘えて死にたい死にたい言っているようなものです。
本当に自立して楽しい人生を子供に送ってほしい!と思っている親は、子供に対してネガティブな発言をしません。ずっと自分と同じレベルでずっとぐちぐち言い合える関係を望んでいるんです。(本人は絶対に認めないけど、愚痴や悪口に共感したら喜ぶんだからそういうことです。)
そんな母親から何もかも受け取らず、自分一人で生きていける存在になり、『結婚資金は自分で用意します』『孫は期待しないで。できてもシッターとか雇うようにするから。』『家の資金も自分で払うからいらない。』等言うようになると、親は子供を恐れるようになります。もうこの子の嫌がることをしたら、本当にこの子は戻ってこないんだな、と理解できるようになります。実際に、私の友達がこのようにして親は自分に対して愚痴を言わなくなった。むしろ怖がられている。そして愚痴の矛先が妹に向かったと言っていました。
ぐちぐち言う親の恐怖は子供の完全な独立です。まずはそいった意味で、親から恐れられる人間となりましょう。
独立する方法
とは言え学生だったり、何か事情があって今すぐの独立が難しい場合。
そんな時は、自力で稼ぐ姿を見せましょう。学生さんだったら、アルバイト以外にも、自分の勉強を動画配信したり、ブログにしたり、外で働く以外にも稼ぐ方法はあります。
いつかは親から離れて自分の力で生きていくために、貪欲に稼いでいきましょう。自分が変わらないと相手は絶対に変わらないです。
変わることを期待しないで、自分の気持ちは教えてあげる
私、30数年生きていて、ニートも別居も社会生活も経験してきてね、家族関係の良い人悪い人色々見ています。その上で、人って絶対に変えられないです。
人が変わる時は、本人が変わりたいと思った時です。どんなに親に『もうネガティブな言葉は聞きたくない。好きなことして楽しく生きてよ。』と言っても、『そうよね!私好きに生きるわ!ごめんね!』なんてことにはなりません。そんな行動力があったらグチグチ言ってません。
でも、親への愛情もあるのであれば、一度は、『自分は嫌だと思っている』ということは伝えてあげてもいいと思います。本当に気がついていない場合もあるので。
でも、親を変えようとして、あれこれ注意して悩んだりしているなら、それは今度は自分が『親が愚痴っぽくて困ってる。。。』とグチグチ言うようになるので、やめた方がいいです。
親になって思うのが、自分のことで子供が辛いほど悩むなんて絶対に望まないです。子供には子供の人生を楽しく送ってほしいと思っています。それは親として当たり前な感情なので、親の幸せを思うなら、親のことで悩むのをやめて良いのです。
私もかつてはネガティブな母親だった
かく言う私もネガティブな母親でした。まだ言葉も分からない赤ちゃんの子供の前でグチグチ言う毒親でした。
私がネガティブ発言を日常的にするのを辞められたのは、別居し、仕事を始め、環境がガラリと変わってからでした。
それぐらいインパクトのあることがないと、ネガティブな状態から抜け出るって本当に難しいです。グチグチ言うのが悪いことも、その状態が誰も幸せにしないことも、気がついていないんです。
でも親を引っ越しさせたり、仕事させたりするなんて子供にはできません。親が自ら気がついて、自分を変えようとして、動き出して、初めていけないことをしていたなと、振り返る時が来ます。
きっと、それをずっと見守る子供はとても辛いと思います。聞かなくて良いです。耳栓して、聞いても誰のためにもならないことは聞かないよ、と言ってしまえばいいです。
その先親が気がついて反省しようが、そのまま生きて行こうが、それは親の人生なので、子供は気にしなくていいんです。
親の愚痴で困っている人は多い
私が生きてきた中で思うのは、親の愚痴に困っている人って意外と多いです。
子供の頃は仲良しだと思っていたのに、最近関係が悪くなってきた、など、割と普通にあります。
まじでやんなるー、と愚痴を言って適当に酒のつまみにして明日から頑張るぞー!となるなんて、よくあることです。
でも、それは共感できる者同士がやればいいことで、嫌がっている人にするのは単なる嫌がらせです。
もう相手の反応も気にしないくらいぶっ飛んじゃってるんです。
50年、60年生きている人を他人が変えることなんてできません。歳をとって丸くなる例もありますけど、余計に頑固になるパターンなんて腐るほどあります。
何度も言いますけど、子供が親を変えることはできません。それよりも、自分が嫌な思いをしないで済むように、上手い距離感を見つける方が遥かに早いです。
こうすると家族関係が良くなる!みたいな特効薬はないです。そんなこと言うのはヤバいセミナーか宗教なので、気をつけてください。
親から離れることは悪いことではありません。離れて良く見えることだって出てきます。永遠に離れなきゃいけないわけでもないし、永遠に一緒にいなきゃいけないわけでもない。
上手いこと距離をとって、ネガティブな母親が変わるきっかけを作ってあげましょう。
母の愚痴との戦い↓アジル氏